昨日,World Peace Pagoda (日本山妙法寺)へ行ってきました。
今泊まっているhostelの屋上から見ます。
位置的には、Lake Side(今いるhostel の場所)- Fewa Lake – World Peace Pagoda なんです。
一番簡単なのは、ボートに乗ってLake Fewa を渡って北側の船着き場まで行って、丘を登ってこのPagodaを目指すっていうルートなんですね。
こんな感じになっているんですね。湖を渡って丘を登ればすぐです。
でもそれじゃ面白くないってことで、この湖を左に迂回して、Dame Side のほうから山ン中へ入って
このPagoda を目指しました。
結果としては、やはりつらかった。
ふもとを迂回しているときは、地元の人がいたから、道を聞くことができた。
でも、山のふもとを過ぎて、いざ山の中に入ってみると、あるのは先人たちが通ったであろう獣道のみで、とにかく人がいない。当然振り返ってもだれもいない。
心配だったのは、今通っている道が正しい道なのかどうかってことでした。
一旦戻ろうかという考えが頭をよぎり振り返ってみたが、人の姿は当然見えない。
やはり、ここまで来たのだから、進むしかないなと思い直してとりあえず前進。
まっ、自分で選んだやり方なので、愚痴っても仕方がないのだが、ほんとアホかと。
最初、2回右折すると、いかにも今から自然の中に入っていきますよって感じになってきました。
途中でつり橋があります。
下を見るときれいな川が流れています。う~ん、やはり山にはきれいな水がつきものですね。いい感じ。
地元の人ともすれ違って、山のふもとに来た~って感じでした。
地元の人に” Japanese Pagoda ? ” って道を聞きながら、だんだんと山の中へ入っていきます。
皆さんPagoda への道を聞く人には慣れているようで、あっちって簡単に教えてくれます。
で、問題なのがここから。
これです。ほぼ獣道。これ見て、今までの楽勝気分が吹っ飛びました。
へ?これを進んでいくの?って感じでしたね。
でも、まっここまで来たんだから、何とかなるだろうって思って、この雑木林の中へ分け入って、多分こちらの方向だろうっていう勘だけで進んで行きました。
この雑木林の中で、道なき道をこれほんとに行っても大丈夫なのかなと途中で不安になり、立ち止まり振り返っても人影は見えない。
かくなる上は前進あるのみだと思って、雑木林の中を歩いていると、目先にちらちらと人影が見えた。なんだこの方向で間違いないのだと思って少し安心した。
後ほどこの人影が白人夫婦だとわかった。彼らに追いついた時、会釈だけして通り過ぎたので、私と会った後彼らがどうしたのかは分からない。
多分お山のてっぺんでも会ってないような気がする。
私にとって、運がよかったのは、道なき道を上り詰めた後、道らしき道に出た時、現地の人に出会ったこと。
” Japanese Pagoda ? ” って聞いたら、あっちって方向を教えてくれた。
まさに地獄に仏でしたね。方向的には大体わかってはいたけど、自信は無かった。彼らに会ったおかげで元気もりもり。
おかげでこの道らしき道をぐりぐり進んでいける。途中で人と出会うようになった。ここから先は、不安は自分の体力だけ。別に急ぐ行程ではないので、カメさんペースで進んでいく。
道中は長く感じられたが、慣れればそんなに時間のかかる行程ではないと思う。
途中で、右手にFewa Lake が見えてきた。お~、山を登ってるって実感しましたね。
この道らしき道を上り詰めたところにこのレストランがある。まっここまでくれば、目の前にはお目当ての日本山妙法寺が姿を現す。
正直、このレストランのところに来ても、まだ歩くのかよ~って思いましたね。
よって、このレストランを超えた先に、小さな売店があったので、ここで一休み。
気が付いたら、上も下も汗でびっしょり。さすがに疲れた。
で、ここのおっちゃんが親切にも、スティックの代わりになる竹の棒をくれた。ありがとう。
が、Pagoda についてみたらだれもスティックなんぞは持っていない。ここに上ってくるのに私だけ重装備。まっいいっか。
やっとたどり着いた日本山妙法寺、会いたかったぜ。
門の付近にはレストランや茶屋、お土産屋さんが軒を並べています。
ここでも、も一回休憩。アイスを食べて一休みしたら、階段を上って門をくぐりさらに階段を上っていきます。
階段を上り詰めたら、よく手入れされたお花畑があって、通路に従っていくと、右手にお目当てのPagoda 様が見えました。
ついに来たか~って感じでしたね。写真で見覚えのあるPagoda が目の前にある~って。
で、ド~ンとこれです。
ここは日本寺なのに、観光名所の一つなんですね。各国からの観光客でにぎわっていました。
で、このPagoda をまじかで見るため、靴を脱いで階段を上がっていくのですが、靴を脱いだ時に、足が大変なことになっていることに気づきました。
今までずっと、ビーサンだったので、靴なんてほとんど履いてなかった。しかも、この靴なんとおニューなんですね。
今回が初めて、本格使用。そりゃあ足も痛くなりますわな。
でも、靴脱いだ時、なんでこんなとこ怪我して血が出てんのって感じでしたね。ほかにもいろいろと足痛いし。しばし休憩。
しばらく血止めして、それから、Pagoda をぐるりと一周。
正面に鎮座されております。
えっと~、詳しくはわかりません。
ネパールの黄金小仏様?
お釈迦様の「天上天下、唯我独尊、三界皆苦、我当度之」の像でしょうか。
そんなに大きくない仏塔、一回りしたら、今度は下界を見下ろします。
すぐ下にFewa Lake、遠くに住宅街が見えます。で、その周りを山が囲んでいます。
空を見上げると、軽飛行機やグライダーがぶんぶんうなりながら飛び回っています。
各自、自分たちのやり方で、ポカラの町を楽しんでいるなって感じがしましたね。
Pagoda を降りて付近を散策していると、日本山妙法寺を発見。
で、ここに来て何が一番印象的かっていうと、このPagoda の警備員さん。声を出している人を見つけては「シー、シー」って言いながら、観光客にsilence を求めていました。
とても仕事熱心な警備員さんでした。お勤めご苦労様です。
で、一通り見て回って景色も楽しんだ後、来た方向とは反対側にもお店があるようだったので、降りて覗いてみましたが、これといって興味を引くようなものは、何もなかったので、また来た道を引き返して下山します。
勝手知ったる山の中、来た時とは少し違う場所に出てきましたが、とにかく無事下山できました。降りるにつれふもとで人の声が聞こえた時はやはりほっとしましたね。
かくして私の小冒険は無事終わりました。なんといっても怪我もなく地上に戻ってこれたのは何よりです。
ポカラではトレッキングなんて全然やらなかったけど、私にはこれで十分。 3週間居たポカラにはもう思い残すことはなし。
次はカトマンズを目指します。
今日はここまで。