今日は、母なるGangaでの沐浴について少しお話をしたいと思います。
まず、日本語のガンジス川は英語名のthe Gangesから来ています。でも、本来、このGangaは天界を流れていた聖なる川なんですね。
でもって、この川を擬人化して、Godess Gangaと女神さまにもなっているんですね。だから、Gangaとは天界を流れていた川を意味するし、同時に女神さまの名前でもあるんですね。
それが、ひょんなことからこの地上界にもGangaを流してくださいなと、女神Ganga様にお願いしたら、ハイよって言ってインドの方大好きな神様Shivaさんの髪を伝ってこの世にGangaが流れるようになったんですね。
Shivaさんの頭をよく見ると、頭の先っちょから水がピュッて流れていますよね。これがガンガなんですね。
よって、天界から流れてきた母なるGangaは、聖なる川なんです。the Goddess GangaのモットーはForgivenessとPurification !
でもね、Gangaで沐浴して罪を浄化する前にGanga自身をPurificationする必要があるんじゃないかな~と非ヒンドゥー教徒である私は思うんですけどね。
母なるGangaに遺灰は流すは、人も牛も犬も沐浴するは、洗濯物はするは、体洗うはの何でもあり。これじゃぁいくら母なるガンガーが聖水って言ったって、ガンジス川もたまったもんじゃない。
そんな中で沐浴に精を出しています。
でもって、ガンガーが汚いというより気持ち悪いって思えるのがのがここ、マニカルニカー ガート(Manikarnika Ghat)おっきな方の火葬場の存在です。ここで焼かれてできた遺灰はガンガー様へと流されます。
だってそれが敬虔なヒンドゥー教徒たちの究極の願いなんですもん。遺灰をガンガーに流せば輪廻から解脱できるって信じられていますからね。
そんな気持ちも分からんでもないが、物理的には自然の浄化能力に限界があるでしょう。ガンガー女神もこのキャパはるかに超えてますって。でもガンジス信仰の人々は容赦ないんですね。
地元の兄ちゃんたちだってガンジス川は汚いってことは知っているので、川の中には入らないって言ってたよな。
でも敬虔なヒンドゥー教徒たちと子供たちは、ガンジス川が汚いなんて関係ないもんね。子供たちは好き勝手に泳ぎ回るし、時には水泳教室をやってるのにはちとびっくり。やるなインド人、商魂たくましいわ。
かくして、聖水であるはずのガンガーも、今や見る影もなく大腸菌の宝庫となり果てました。それでもヒンドゥー教徒たちの希望と欲を吸い込みつつガンガーは今日も流れていく。
だんだんブログが怠慢になってきてますね。短いし雑だし。なんとか立て直さねば。
私もガンガーで沐浴なんぞをして罪を浄化しようかな。でも多分腹壊して寝込む姿が容易に目に浮かぶ。だから、このガンガーで沐浴なんぞに挑戦している日本人の方々には感心する。
今日はここまで。